1990年代生まれの元陸上部がハマった陸上競技小説4選【懐かしい】

1.一瞬の風になれ_佐藤多佳子
短距離、リレーがメインとなる高校陸上物語。3編にわたって広がる陸上の世界観ですが、ついのめりこんでしまいました。
内容紹介(出版社より)
春野台高校陸上部、1年、神谷新二。スポーツ・テストで感じたあの疾走感……ただ、走りたい。天才的なスプリンター、幼なじみの連と入ったこの部活。すげえ走りを俺にもいつか。デビュー戦はもうすぐだ。「おまえらが競うようになったら、ウチはすげえチームになるよ」。青春陸上小説、第1部、スタート! 2006年本の雑誌が選ぶノンジャンルベスト10 第1位。(講談社文庫)

2.風が強くふいている_三浦しをん
箱根駅伝出場を目指す大学陸上物語。好きすぎて、映画、本ともに何度も見てしまいます。
「長距離選手に対する1番の誉め言葉が何かわかるか?」
「速い」ですか?
ーいや、「強い」だよ。
この名言が、私は大好きです。
内容紹介(「BOOK」データベースより)
箱根駅伝を走りたいーそんな灰二の想いが、天才ランナー走と出会って動き出す。「駅伝」って何?走るってどういうことなんだ?十人の個性あふれるメンバーが、長距離を走ること(=生きること)に夢中で突き進む。自分の限界に挑戦し、ゴールを目指して襷を繋ぐことで、仲間と繋がっていく…風を感じて、走れ!「速く」ではなく「強く」-純度100パーセントの疾走青春小説。

3.陸王_池井戸潤
実業団陸上とスポンサーとなる老舗旅業者「こはぜ屋」の物語です。
巷では薄底シューズvs 厚底シューズが語られることが多いですが、薄底時代のストーリーです。
ドラマ化もされており、毎週目頭が熱くなりました。
100年前に足袋を作り始めたときも、絶対にうまくいく保証なんてなかったよね…?
でもその挑戦があったから今があるわけだ。
内容紹介(「BOOK」データベースより)
埼玉県行田市にある老舗足袋業者「こはぜ屋」。日々、資金繰りに頭を抱える四代目社長の宮沢紘一は、会社存続のためにある新規事業を思い立つ。それは、伝統の技術を駆使したランニングシューズの開発だった。世界的スポーツブランドとの熾烈な競争、素材探し、開発力不足…数々の難問が立ちはだかるなか、従業員20名の地方零細企業が、一世一代の勝負に打って出る。ドラマ化もされた超話題作、ついに文庫化!
4.ランナー_あさのあつこ
高校陸上がメインですが思い描いている陸上青春物語ではありませんでした。
ですが家庭の事情やトラウマと少しずつ向き合っていくストーリーなのでつい読み込んでしまいました。
ランナー、スパイクス、レーン、ラストランの4シリーズ、全て読了です。
内容紹介(「BOOK」データベースより)
長距離走者として将来を嘱望された高校一年生の碧李は、家庭の事情から陸上部を退部しようとする。だがそれは、一度レースで負けただけで、走ることが恐怖となってしまった自分への言い訳にすぎなかった。逃げたままでは前に進めない。碧李は再びスタートラインを目指そうとするー。少年の焦燥と躍動する姿を描いた、青春小説の新たなる傑作。