オリンピック日本代表大迫傑選手の「決戦前のランニングノート」が心に刺さった話

今回は東京オリンピックマラソン日本代表大迫傑選手がオリンピック前に出版した本「決戦前のランニングノート」について今更ながら語ります。
書評:決戦前のランニングノートを読んで気付かされたこと
私自身陸上経験者であるため陸マガやランナーズなど陸上雑誌などはよく読んだ方ですが、こういったアスリートの伝記に近いような本はなかなかないですよね。
学生時代は、高橋尚子選手の本や、小出義雄監督の本を読み漁り陸上の本を読み漁っていました。
それでも、こんなにもストレートに自分の思いが綴られている本に出会ったのは初めてです。
細かい内容については伏せますが、練習メニューのタイム云々と言うよりも1人のアスリートというか大迫傑選手と言う1人の人間の練習日誌です。
走る時に考えていることだけでなく練習以外で感じるメディアなどの「ノイズ」についても赤裸々に綴られています。
個人的な話になりますが、私はタイムが伸びない時や仕事がうまくいかない時、
モヤモヤしてすべてが上手くいかなくなってしまうタイプです。
こんな発言したらどう思われるかな?
自分なんかが一生懸命やったらバカにされちゃうかな?
とつい周りの目を気にしてしまいます。
でも、この本を読み終えた今は
ノイズは誰にでもあるのだなあと。
そう思えるようになりました。
ノイズが全く無くなることはあり得ない話なので、大切なことはどう向き合っていくのかです。
自分なりの対処方法を見つけることができるようなりたいなと思いましたね。
物理的に遮断するもよし。
耐えられるだけの強い心を鍛えるのもよし。
自分に合った対処方法を見つけるため対処方法の一つが
日誌の中で自分の思いを言葉にして、読み返すことなのかなと。
書く、読み返す。
この2つを繰り返すことによって思考が整理されて研ぎ澄まされていく。
このことに改めて気づかせてくれたこの本に感謝。
当たり前のことを当たり前に継続するってやっぱり大事ですね。
決戦前のランニングノートの目次
【目次】
プロローグ
僕が日誌をつける理由。
両角速先生よりメッセージ
佐久長聖高校3年生の時の日誌
日誌 イテン 2021/2/9~3/8
僕がケニアに来た理由。
SNSとの付き合い方。
失敗や負けたレースから学ぶこと。
次世代へと受け継いでいくもの。
日誌 イテン 2021/3/9~3/31
日誌 ポートランド 2021/4/1~4/19
僕にとってポートランドとは。
低酸素トレーニングについて。
日誌 フラッグスタッフ 2021/4/20~5/18
娘から学んだこと。
日誌 ポートランド&フラッグスタッフ 2021/5/19~6/8
ウエイトトレーニングについて。
揺れながら前に進む。
僕にとっての東京オリンピック。
本の説明・紹介
本の説明は、Amazonから引用します。。
東京オリンピックに向けて、大迫傑は日誌を付け始めた。
1月にケニアに行き、当初はオリンピック直前まで標高2400mのイテンで合宿をする予定だった。
それが、ケニアのロックダウンにより、アメリカに帰国を余儀なくされる。
東京オリンピックまでの5カ月間、ノートには揺れる思いが綴られた。
ケニアに行ったのは、様々なノイズから逃れるためだったのに、それがうまくいかない、SNSのストレス、競技以外の悩み……、日誌にはそれらの感情が赤裸々に書き留められている。本書は、その日誌そのものである。
この日誌がなぜ読み始めたら止まらないほど面白いのか――。作者が陸上選手だからか? オリンピアンだからか? いや、大迫傑だからだ。この本を読み進めるうちに、大迫傑というカリスマを身近に感じられる一方、尊敬の念は高まる。
稀代のアスリートが一世一代の戦いの前に残した記録として、後世に語り継がれる書になることも間違いない。
8月8日の「決戦」の前に必読の書。
でも、誰にでも「決戦」は訪れるはず。いつ読んでも、自分を勇気づけてくれる1冊である。大迫傑考案のランニングノートが付属でついている。著者が佐久長聖高校時代につけていた練習日誌に着想を得て作られたオリジナルノートである。
Amazonより
決戦前のランングノートまとめ
いかがでしたでしょうか。
ランナーなら絶対に読みたくなる1冊です。
気になった方は店頭やAmazon、楽天市場などで購入できます。
Kindleでも販売されていますが、手書きの練習日誌の写真が潰れてしまって読めないとの声がありましたので書籍の購入をオススメします。
[chat face=”yuru_neko5.png” name=”村長” align=”right” border=”green” bg=”green” style=”maru”]ちなみにビニールがかかっているので立ち読みはできません(笑)[/chat]
