社会人に必要な力!伝える力を池上彰さんの書籍で考える

- 皆さん、池上彰さんをご存じですか?
『週刊こどもニュース』が分かりやすい!と大人から評判のいいフリージャーナリストです。
今回は池上彰さんの著書「伝える力」についての読んで印象に残った箇所を簡単に記事にしたいと思います。
池上彰さんってどんな人??
1950年、長野県生まれ。
NHKに入局し1994年から『週刊こどもニュース』でお父さん役を務める。
2005年3月にNHKを退社し、現在はフリージャーナリストとして多方面で活躍されている方です!
「伝える力」ってどんな本?
内容紹介(出版社より)
商談や会議、プレゼンテーションや企画書・報告書の作成、電話での交渉、メールでの連絡ーービジネスの現場で行なわれている日常業務。仕事の「できる」「できない」を左右するのは、意外とこうした基礎をしっかりやるかどうか。それには上司や部下、顧客とのコミュニケーションをいかに円滑にするかが鍵を握る。▼本書は「話す」「書く」「聞く」の3つの能力の磨き方を紹介。これができると自ずと成績・業績に結びつくもの。長年NHKの『週刊こどもニュース』のお父さん役を務めてきた著者(現在はフリージャーナリストとして独立)ならではの極意を伝授する。伝えることの難しさを身をもって経験しているだけに、ビジネスの現場でも十分応用が効く智恵が盛りだくさんである。▼相手を惹きつける、ビジネス文書を書く、文章力をアップさせるなど、本書の秘訣を習得すれば、仕事が楽しく、やりやすくなること間違いなしだ。
出典:楽天ブックス
第1章 「伝える力」を培う
自分自身が知らないということを認識し、謙虚に学ぶこと
分かっているようでわかっていない言葉って意外とありませんか?
曖昧な知識でプレゼンを行っていざ質問されるとしどろもどろに…
そんな時はもういいやと投げ出すのではなく、
あ、この部分まだ理解しきれていなかったんだ…
と現状を受け入れることが大切です。
[chat face=”yuru_neko5.png” name=”村長” align=”right” border=”green” bg=”green” style=”maru”]哲学の父・ソクラテスの「無知の知」を思い出してしまいました。(笑)[/chat]
誰かに伝えたいことについてまずは自分自身がしっかり理解すること
分からないまま相手に話すと、見事に伝わらりません。
私も経験しているからこそ身に沁みました。
第2章 相手を惹きつける
相手の心をつかむことは映画や連載記事、テレビドラマから学ぶことができる
例えばドラマを見ているとちょうど盛り上がったころにCMが入ったり、
「次どうなるんだろう??」と気になるようにできていますよね!
これは相手を惹きつける相手を惹きつけるための工夫がなされている証拠です。
事前準備をして自信をもって発表すること
自信のないおどおどした発表では相手の心を惹きつけることはできません。
同じ発表内容でも自信をもって発表されているとすんなり入ってくるけど、おどおどした人を見ていると不安になってしまいます。
第3章 円滑にコミュニケーションする
日本は嫉妬社会の側面を持っている。だから謙虚な姿勢や雰囲気が大切
これ、よく分かります。
どんなにいい成績を出しても、傲慢な態度ではシラケてしまうんですよね。
一方で、どんなにすごいことを成し遂げても謙虚な姿勢な方は好感度が高く応援されます。
日本の嫉妬社会で生きる以上、後者でいることが生きていく上では重要なことかもしれません。
悪口は面と向かって言える程度にとどめる
池上さんは陰口を絶対に言わないと決めているそうです。
うっかり行ってしまった場合は後で直接報告するようにし、信頼を築いているとのことです。
第4章 ビジネス文書を書く
優れた文章を書き写す中で文章力を磨く
優れた文章を書くためには優れた文章から学ぶ必要がある。
書き写しながらわかりやすい表現方法などを自分のものにしていく。
会社でもよく言われますね。
できる人の行動を盗むように!と。
それと一緒だなと感じています。
抽象的な表現ばかりでは「人の心」を動かすことはできない
例えば報告書を作成するとき。
あまり理解できていないことを文章にするときほど抽象的な表現が多くなりがちです。
「人の心」を動かすためには自分の五感を大切にし、実際に体験したことなどをチョイスすること。
それだけで読んでもらえる文書に近づきます。
第5章 文章力をアップさせる
「もう一人の自分を育てる」
この文章って本当に面白いのか?
読みやすいか?
改善の余地はないか?
と自分でノリツッコミを行い試行錯誤することが大切です。
上司や先輩に読んでもらう
自分で自分の文章を読み直すことも大切です。
でもさらに重要なことは「他者の指摘」です。
第6章 わかりやすく伝える
相手の立場に立って書く
伝えるということは相手という他者がいて初めて成り立ちます。
これは相手の時間を頂戴しているということにもなります。
だからこそ伝える内容には深く理解し、わかりやすく伝えたい。
そんな思いで池上彰さんは話しているそうです!!
簡単なことは簡単に、難しいことも簡単に
やっぱり伝える以上相手に伝わらないと意味がないですよね。
物事を説明するうえでは難しい言葉を並べても相手には伝わりづらいです。
だから難しいことも分かりやすい言葉に砕いて説明する工夫ができる人の話は分かりやすい!
第7章 この言葉・表現は使わない
~使わない言葉・表現~
・そして/それから
・順接の「が」
・ところで/さて
・いずれにしても
・絵文字
ほとんど接続詞ですが、使わない理由は接続詞が多い文章は幼稚になりがちだからとのことです。
接続詞を使わないようにして文章を書こうとするには
接続詞がなくても論旨が分かるようにする必要があります。
結果、論理的な読みやすい文章が書けるようになります!
第8章 上質のインプットをする
・読書を通して豊かな表現力や説得力のある文章を学ぶ
・落語で相手の心を惹きつける「タメ」を学ぶ
まとめ
率直に伝える力とは何か
率直に言うと、
より詳しく理解していること。
そして相手に分かりやすいように伝えること。
この2つが重要なキーワードになると強く感じました。
これらのことを経験談等を交えて説明されている書籍です。
気になった方はぜひ、読んでみてください。